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今度は30分も棒立ちになることなく、玄関のチャイムを鳴らしていた。
しばらくして神崎が出てくる。
「よぉハジメ! よく来たな!」
欧米の挨拶のように抱きしめて来ようとするので、俺はその手をスルリとかわ
して屋敷の中にお邪魔した。
相変わらず大きな家だ。
そして趣味が悪い。
「もう、つれないのねぇ」
俺の後ろで玄関を閉めて、体をくねらせる神崎。
「母親はもう出てるんだろ?」
「もちろんよ! これからは私たちだけのじ・か・ん!」
神崎は調子に乗って今にもダンスを始めてしまいそうだ。
「はいはい。俺たちだけの時間は後にとって置いて、今はモニター捜しをいそう」
「そうねそうね。お楽しみの時間は後からがいいわよね」
うふふっと気持ち悪く笑うので、その頭をひっぱたいてやった。
今度は30分も棒立ちになることなく、玄関のチャイムを鳴らしていた。
しばらくして神崎が出てくる。
「よぉハジメ! よく来たな!」
欧米の挨拶のように抱きしめて来ようとするので、俺はその手をスルリとかわ
して屋敷の中にお邪魔した。
相変わらず大きな家だ。
そして趣味が悪い。
「もう、つれないのねぇ」
俺の後ろで玄関を閉めて、体をくねらせる神崎。
「母親はもう出てるんだろ?」
「もちろんよ! これからは私たちだけのじ・か・ん!」
神崎は調子に乗って今にもダンスを始めてしまいそうだ。
「はいはい。俺たちだけの時間は後にとって置いて、今はモニター捜しをいそう」
「そうねそうね。お楽しみの時間は後からがいいわよね」
うふふっと気持ち悪く笑うので、その頭をひっぱたいてやった。