怒られていることに納得いかないままなんとなく「ごめん」と、謝ってしまう。


妹に怒られると、どうしてこんなに弱くなるのか頭を抱えたくなった。


「仕方ないから、明日の午前中流ちゃんの家に電話すること! そこで会えないか聞く事! ついでに番号交換もすること!」


俺のことをビシッと指さして次々にやる事を提示する優奈。


俺は茫然としてその光景を見つめて「……はい」と、頷いたのだった。