教室の戸を開けたら、そこにはーーーー
「お前ら…何してんだ?」
とんでもない光景が目に飛び込んできた。
俺の一日は余程の事が起こらない限り毎日同じ事をひたすら繰り返す。
朝起きて速やかに身支度を整えたら朝食には5枚切りの山型カットされた食パンにイチゴジャムを丁寧に塗った物を一枚食べ、そして一緒に3対1の割合でミルクと珈琲を淹れたミルク多めのカフェオレを飲む。
歯を磨き鞄を手にすると玄関先にて決まって右足から靴を履く。
そして自転車に乗り学校へと向かう。
学校に着いてからも俺の一日は日々、これと言って大きく変わるような事もなく
時間割通りの一日を過ごし、時間と段取り通りに物事を進めそして放課後を迎える。
帰宅後の俺の行動パターンというのも決まっていて変えようと思わないし変えたいとも思わない。
この日々の繰り返し。
何事も起こらない安定の日々、これこそが俺の日常。
それ以上もそれ以下もなく、ただ毎日を繰り返す。
そうそれはルーティン。
そんな毎日に退屈しないのか?と人に聞かれてもじゃあ退屈しないために人は生きなければいけないのか?とつい思ってしまう。
この安定の日々こそが俺の求める毎日であってそれを繰り返すことで俺は今日も生きている実感を受ける。
なのにーーーー