二人で食べ終わったアイスの袋と薄い色した木の棒は、私の部屋の隅に置かれた百均で買ったであろうごみ箱に投げ捨てられた。
「ところであんたさ、さっき何をあんなにバタバタしてたわけ?」
「バタバタ?あ、うん!そうそう!!あのさお姉ちゃん、私とライブ行かない?」
「は?嘘でしょ?やだ」
「ちょ、早すぎ!即すぎ!話し聞けよ」
「聞いたとこでライブ行く話に変わりないんでしょ?」
「まぁまぁ、聞いて!さすがのお姉ちゃんでもYUKIYA様は知ってるよね?」
おいおい、いきなり何を言い出すんだ妹よ。
つか今さすがのお姉ちゃんでもって言ったか?言いましたよね妹よ。
危ない危ない。さらっと聞き逃すところだったじゃないか。
それはさらっとお姉ちゃんをバカにしてる言い方ですよ妹よ。
それに一人の人間に対して様呼びって正気か妹よ。
そいつは何?神様なの?
どっかの怪しい宗教団体の教祖様なの?
どこぞの国の王子様なのかい?妹よ。
「……お姉ちゃん聞いてる?」
「へ?」
「だーかーらー、YUKIYA様!お姉ちゃん知ってるよね?」
「あ…ああ…ああ!!あんたの部屋に貼ってあるポスターの!」
「そう!あの中でも机の真正面に貼られたYUKIYA様がとくにイケメンでさ、撮影したカメラマンさんに感謝の手紙を書こうとレターセットまで買ったぐらいだよ」
書こうとしただけで実際書いて送ってはいないんだな妹よ。
「で、そのYUKIYAが何?」
「YUKIYA様ね!様を忘れないで!!」
妹が放つ言葉の圧が強すぎて私は「YUKIYA様がどうされたのですか?」と問いかけた。
「ところであんたさ、さっき何をあんなにバタバタしてたわけ?」
「バタバタ?あ、うん!そうそう!!あのさお姉ちゃん、私とライブ行かない?」
「は?嘘でしょ?やだ」
「ちょ、早すぎ!即すぎ!話し聞けよ」
「聞いたとこでライブ行く話に変わりないんでしょ?」
「まぁまぁ、聞いて!さすがのお姉ちゃんでもYUKIYA様は知ってるよね?」
おいおい、いきなり何を言い出すんだ妹よ。
つか今さすがのお姉ちゃんでもって言ったか?言いましたよね妹よ。
危ない危ない。さらっと聞き逃すところだったじゃないか。
それはさらっとお姉ちゃんをバカにしてる言い方ですよ妹よ。
それに一人の人間に対して様呼びって正気か妹よ。
そいつは何?神様なの?
どっかの怪しい宗教団体の教祖様なの?
どこぞの国の王子様なのかい?妹よ。
「……お姉ちゃん聞いてる?」
「へ?」
「だーかーらー、YUKIYA様!お姉ちゃん知ってるよね?」
「あ…ああ…ああ!!あんたの部屋に貼ってあるポスターの!」
「そう!あの中でも机の真正面に貼られたYUKIYA様がとくにイケメンでさ、撮影したカメラマンさんに感謝の手紙を書こうとレターセットまで買ったぐらいだよ」
書こうとしただけで実際書いて送ってはいないんだな妹よ。
「で、そのYUKIYAが何?」
「YUKIYA様ね!様を忘れないで!!」
妹が放つ言葉の圧が強すぎて私は「YUKIYA様がどうされたのですか?」と問いかけた。