妹に付き合わされるそのお兄さんも大変だなぁと同情していると、妹はごろついている私に近づくなり人差し指を立てながら言った。
「お兄ちゃんだよ?男だよ?異性だよ!お姉ちゃんモテたい!恋したい!って言ってたでしょ!チャンスチャンスお姉ちゃんチャーーンス!!」
「ちょ、待て待て…モテたいとは言ったけど恋したいとは言ってないし、第一その人に彼女いたらどうするの?」
「そんなの…奪っちゃえばいいじゃん」
こ、こいつ今さらっと凄いこと言っちゃった私っていう自覚とかあるのだろうか?
姉に略奪しちゃえばいいじゃんってそんな軽い感じで言えちゃう妹が恐ろしいと姉は思ってしまったよ。
「そういうわけでお姉ちゃん付い…」
「断る」
「えーなんでよー、断る理由なくない?お姉ちゃんは恋始まるかもしれないし、私はYUKIYAファンの友達が出来るしでお互いウィンウィンじゃん」
「あんたねー、そのゆーちゃんのお兄さんの身にもなってあげなさいよ。妹に嫌々オフ会に付き合わされて、知らない子の姉に言い寄られてって…うっわ、私がそのお兄さんなら無理。好きでも無い相手にガンガン言い寄られるとかむーりー」
うん。本当に無理だと思った。
「お兄ちゃんだよ?男だよ?異性だよ!お姉ちゃんモテたい!恋したい!って言ってたでしょ!チャンスチャンスお姉ちゃんチャーーンス!!」
「ちょ、待て待て…モテたいとは言ったけど恋したいとは言ってないし、第一その人に彼女いたらどうするの?」
「そんなの…奪っちゃえばいいじゃん」
こ、こいつ今さらっと凄いこと言っちゃった私っていう自覚とかあるのだろうか?
姉に略奪しちゃえばいいじゃんってそんな軽い感じで言えちゃう妹が恐ろしいと姉は思ってしまったよ。
「そういうわけでお姉ちゃん付い…」
「断る」
「えーなんでよー、断る理由なくない?お姉ちゃんは恋始まるかもしれないし、私はYUKIYAファンの友達が出来るしでお互いウィンウィンじゃん」
「あんたねー、そのゆーちゃんのお兄さんの身にもなってあげなさいよ。妹に嫌々オフ会に付き合わされて、知らない子の姉に言い寄られてって…うっわ、私がそのお兄さんなら無理。好きでも無い相手にガンガン言い寄られるとかむーりー」
うん。本当に無理だと思った。