いつにもましてサナが上機嫌である。部屋の床に何やら紙を並べてにやついている。その様子をベッドの上で見ていたオレだが、あまりのサナの喜びようが気になってサナの横に座り、眺めているものをみた。それは、答案用紙だった。国語。数学。英語。どれも高得点だった。サナはオレが点数を確認したのを見ると、笑顔をこちらに向けた。
「すごくない、私も今回はびっくりするぐらい、いい点とれたんだよ」
嬉しそうにするサナの頭に軽く手を置いて「良かったな」と言った。
「アイルは成績良かったの?」
サナが聞いてきた。正直言って嫌みにしか聞こえない。成績が良かったらホストになんかなっていない気がする。いや、巡り巡ってホストになっているかもしれない。
「すごくない、私も今回はびっくりするぐらい、いい点とれたんだよ」
嬉しそうにするサナの頭に軽く手を置いて「良かったな」と言った。
「アイルは成績良かったの?」
サナが聞いてきた。正直言って嫌みにしか聞こえない。成績が良かったらホストになんかなっていない気がする。いや、巡り巡ってホストになっているかもしれない。