ミクは何も答えず、ずかずかと部屋に入って寝ているオレの前に仁王立ちした。サナはミクの勢いに押され、何も言えないまま、ミクの侵入を許す。サナがミクに手を伸ばして、何かを言おうとした矢先に、ミクが口を開いた。オレに向かって、怒りまじりの大声で。
「ちょっと、この子誰よ、聞いてないんだけど」
会うのも久しぶりのミクに聞いてないと言われても、言ってないからとしか答えることしかできない。しかしそんな事を言えばミクが怒るのがわかるので、オレは「サナ」と彼女の名前を呟いた。
「私が聞いているのはそんことじゃなーい」ミクが声を荒げる。どうやら火に油を注いだみたいだ。
「ちょっと、この子誰よ、聞いてないんだけど」
会うのも久しぶりのミクに聞いてないと言われても、言ってないからとしか答えることしかできない。しかしそんな事を言えばミクが怒るのがわかるので、オレは「サナ」と彼女の名前を呟いた。
「私が聞いているのはそんことじゃなーい」ミクが声を荒げる。どうやら火に油を注いだみたいだ。