重たい空気が流れる中で沈黙が続いた。サナに言われた言葉が重くのしかかって、なんと言えばいいかわからない。どう取り繕うともサナの言った事は正しいと思った。オレの知らない所で誰かが手首を切っているかもしれない。人の好意に付け込んで。責任とれないようなことはしないでよ。サナがオレの心にナイフのように突き刺した言葉たち。思い当たる節しかない事がオレから言葉を取り上げていた。
俯いたオレを気遣ってかサナが笑顔で提案する。
「わたし、今日はまだ何にも食べてないんだよね、何か食べに行こうよ」
十七歳の女の子に気を使わせてしまった。情けない。気を取り直してオレはこたえた。
「そうだな、食べたいものあるか?」
サナは即答した。満面の笑みで「焼肉!」と言った。
俯いたオレを気遣ってかサナが笑顔で提案する。
「わたし、今日はまだ何にも食べてないんだよね、何か食べに行こうよ」
十七歳の女の子に気を使わせてしまった。情けない。気を取り直してオレはこたえた。
「そうだな、食べたいものあるか?」
サナは即答した。満面の笑みで「焼肉!」と言った。