サナは布団ごとアイルを蹴り飛ばすと、布団からでる。もう少しだけ眠りたいと思っていても寝付けそうになかった。いきなりの出来事に心臓がいうことをきかない。落ち着け、落ち着けと心臓を叩いてみたが一向に静まる気配がしない。

横で顔を真っ赤にして眠るアイルをにらみつける。いつもよりもアイルの顔が赤いことに気づく。相当にお酒を飲んだ事がうかがえる。酔った勢いで襲うなんて最低だと思い、それから行為事態に怒っていない事に気づいた。もしかしてわたしは・・・・・・と考えたがそんなはずないとかぶりを振る。