正直にいえば、サナを抱きたいと思う。サナは十分に魅力的だ。身体を硬直さして、涙を浮かべる少女。そんな少女に手を出す趣味はあいにく、オレは持っていない。それに年齢も気になる。

「サナ」

わざと名前を呼んだ。サナは後退りして、言う。

「・・・やめて」か細い声が部屋に響いた。

オレの想像を超えて怯えるサナ。少しだけ怖がらすつもりがやりすぎたようだった。

オレはサナの頭に優しく手を置いた。

「サナ何歳?」

「十七よ」

「ガキのくせして勘違いすんじゃねーよ、スーツがシワになるから着替えただけだ」

そう言ってサナの頭から手を離した。十八歳ならセーフだけど十七歳はアウトだ。まあ、合意がないと歳は関係なくアウトだけど。