荷物を後部座席に押し込んで、サナに出発すると伝えた。サナは押し込まれた荷物を見て「あーあ」と、言った。サナの落胆の声を聞いて「なに?」と尋ねると、サナはせっかく作ったおにぎりがつぶれてそうと言った。
サナはおれが実家に車を取りに行ってる間に朝食用におにぎりを作っていたようだった。そんな事しなくても、朝食は行きしなにコンビニによるつもりだった。ここら辺が女子高生らしくないところで主婦ぽいと思う。家庭的と言ったほうが聞こえがいいかもしれない。
「ごめん、つぶれても美味しさはかわらない」と、自分の行いに正当性を持たせようとするも、「そういう問題じゃないでしょ」と、バッサリきりすてられたのだった。
サナはおれが実家に車を取りに行ってる間に朝食用におにぎりを作っていたようだった。そんな事しなくても、朝食は行きしなにコンビニによるつもりだった。ここら辺が女子高生らしくないところで主婦ぽいと思う。家庭的と言ったほうが聞こえがいいかもしれない。
「ごめん、つぶれても美味しさはかわらない」と、自分の行いに正当性を持たせようとするも、「そういう問題じゃないでしょ」と、バッサリきりすてられたのだった。