あれから二日たって、オレは休みを入れた。サナのほうは夏休みでいつでも良かったようだった。

オレは一旦、車を取りに実家に帰った。久しぶりに乗った車は少し汚れている。サナに一時間くらいで戻ると告げたので、車を洗う時間はないと思い、そのまま、車を走らせた。

マンション前に着くと、サナはオレが選んだ白いワンピースを着て、立っている。その姿を見て改めてサナは可愛いと思った。正直、無理だと言ったのは、気持ちを抑える事が無理だった。このままだと、暴走して押し倒してしまいそうだった。

夏休みと言う期間がサナといる時間が長過ぎるのだ。今までのようにすれ違いの生活なら良かったのに。オレはサナに着いたと知らせるクラクションを軽く鳴らした。