国道沿いを通っていると時折、車のヘッドライトが目に入って眩しい。大きなクラクションを鳴らす心無い運転手もいる。歓楽街とは違った騒がしさある。サナはヘッドライトの光を背にするようにオレの少し前でこっちに向き直った。
「時間大丈夫、もう九時過ぎてるから怒られない?」
仕事の開店時間を大きく上回っていることに心配してくれている。そんなサナの気持ちを嬉しく思いながらオレは言う。
「大丈夫、普通の仕事じゃないからな、時間は余り気にしなくていいんだ」
自分で普通の仕事じゃないと言ってる事に少し驚いた。サナに毒されたかと言う思いに駆られる。毎夜のように騙すだの、つけ込むなど、無責任など言われ続けてきたからかもしれない。
「時間大丈夫、もう九時過ぎてるから怒られない?」
仕事の開店時間を大きく上回っていることに心配してくれている。そんなサナの気持ちを嬉しく思いながらオレは言う。
「大丈夫、普通の仕事じゃないからな、時間は余り気にしなくていいんだ」
自分で普通の仕事じゃないと言ってる事に少し驚いた。サナに毒されたかと言う思いに駆られる。毎夜のように騙すだの、つけ込むなど、無責任など言われ続けてきたからかもしれない。