店内に入るとテーブル席はいっぱいで二人はカウンターの席についた。辺りを見回すと当然というか、やはりと言うべきか同業者が目についた。知り合いが何人か挨拶にきたが、こんにちは程度の会話で終わらした。誰もサナの事は聞いてこない。それは気にならないわけではなく、同業者同士のマナーであった。ホストが連れている者を探るようなことはしない。どんな関係かわからないからである。ホストとお客さんの関係は決して綺麗な関係とは言い難い。不倫関係もいれば、連れている女の子が人に言えないような職業についている者も多いからである。
テーブルの上に七輪がおかれ適当に肉を頼んだ。オレは適当に肉を網の上に置いていく、そして立ち昇る煙りを見て後悔するのだった。焼肉は臭いがつくから。サナはさっきまでの緊張はどこにいったのかと思うくらい肉を堪能している。
その姿を見たことでオレは満足することにした。
テーブルの上に七輪がおかれ適当に肉を頼んだ。オレは適当に肉を網の上に置いていく、そして立ち昇る煙りを見て後悔するのだった。焼肉は臭いがつくから。サナはさっきまでの緊張はどこにいったのかと思うくらい肉を堪能している。
その姿を見たことでオレは満足することにした。