「あぁ、そうだね。僕たちの先祖は紙つくりの職人だったんだよ。今でも紙の作り方が書いた本が残ってて、小さい頃によく読まされたんだ」


「そうなの……」


呟くように返事をして、再び写真に視線を落とす。


修哉の先祖は紙つくりの職人で。


ある日突然私の元に和紙というものをつかった手紙が届いて。


その中には祭りやおばあさんに関するものが入っていた。


これってただの偶然なの?


偶然と片付けるにしては出来すぎているし、運命と呼ぶにはまだまだ足りない。


桜子は眉間にシワをよせ修哉のおばあさんを見つめたのだった。