僕はあの日…令和元年六月二十日

いつも通り暇を持て余していた。

僕はいつものように日中はゴロゴロして本を読みSNSを見てダラダラと生活していた。

お昼を過ぎた頃、キャスで暇を潰そうと色々な人の枠にお邪魔していた。

色々な人の枠にお邪魔してから8人目となる頃、
後に『妻』になる人にであった。

最初は何気ないコメントを打っていた。

コメントを打っていくうちに…配信者がコラボに上

がって欲しいと言うので、もちろん最初は断って、

それでも上がって欲しいと言うので僕は上がること

にした。

僕はコラボに上がって配信者の彼女と話していくう

ちに、心のピースが埋まるかのような感覚がした。

僕はそう、彼女に『一目惚れ』をしてしまったのだ。

それからと言うもの僕は彼女と話す事が楽しくなり気づくと3時間は話していた。

これでお別れは嫌だと思ったとたん、僕はある行動
に出てしまっていたんだ。

そう…僕は出会って間もない彼女に告白をしたのだ。

当然、彼女は混乱していた…

しかし!

彼女が混乱していたのには違う理由があったのだ。

僕だけが一方的に『一目惚れ』をしていると思っていたが、
彼女も僕に『一目惚れ』をしていたのだ…
そんなことを知る由もない僕は… 「振られるんだろうな」と思い、
勝手にガッカリして誤魔化すための口実を練っていたのだ。

一方で彼女は返事をどう返せばいいか分からなくて必死に考えていた。

そして返事がないまま、
五分が過ぎたころ…僕は不安になり
「お返事を聞かせてもらってもいいですか?」と聞いてしまったんだ。

しかし、タイミングが良かったのか返事が返ってきた。僕は振られることを前提に聞いていた。

しかし僕の考えとは真逆の答えが返ってきた。

「私でよければお願いいたします」と、僕は言葉がつまり何を言っているかわからないほどテンパっていた。

数分後…僕は落ち着き改めて状況を把握して、

僕達は…『恋人』になったのだ。