たった二文字なのにね、と付け足した彼女の言葉に、庄田さんは泣きながら笑って「本当だよ」と答えた。
たくさん涙を流しているのにも関わらず、庄田さんの表情からは、どこか満たされたような、幸せそうな様子が伝わってきた。
すると……。
《私たちが、この状況に巻きこんでしまったのなら、ごめんなさい》
綾さんが突然謝る。
恐らく俺と律に言っているのだろう。
綾さんの申し訳なさそうに声に、俺は慌てて首を横に振る。
「ま、巻きこまれたなんてとんでもないです! 寧ろ俺達が綾さんと庄田さんを巻きこんでしまったというか……!」
でも、結果的に庄田さんと綾さんは再び〝会話〟をすることが出来た。
やっぱり、このテレパシー能力にこの二人が無関係だとは思えない。
「俺と律にテレパシー能力をくれたのは、綾さんですか……?」
先程と同じ質問を改めて彼女にぶつけると、綾さんはその優しい声で答えてくれる。
《残念だけど……私にそんな力はないよ。私も、今こうしてみんなと会話していることが、とても不思議なの》
たくさん涙を流しているのにも関わらず、庄田さんの表情からは、どこか満たされたような、幸せそうな様子が伝わってきた。
すると……。
《私たちが、この状況に巻きこんでしまったのなら、ごめんなさい》
綾さんが突然謝る。
恐らく俺と律に言っているのだろう。
綾さんの申し訳なさそうに声に、俺は慌てて首を横に振る。
「ま、巻きこまれたなんてとんでもないです! 寧ろ俺達が綾さんと庄田さんを巻きこんでしまったというか……!」
でも、結果的に庄田さんと綾さんは再び〝会話〟をすることが出来た。
やっぱり、このテレパシー能力にこの二人が無関係だとは思えない。
「俺と律にテレパシー能力をくれたのは、綾さんですか……?」
先程と同じ質問を改めて彼女にぶつけると、綾さんはその優しい声で答えてくれる。
《残念だけど……私にそんな力はないよ。私も、今こうしてみんなと会話していることが、とても不思議なの》

