今度は、律が涙を流し始めたのが分かった。
こんな時、隣にいる俺が、男の俺が、彼氏の俺が、律を励まさなきゃいけないのに。
かっこ悪いとは思いながらも、泣いている律を見て、俺も更に泣けてきてしまった。
「ふぅ。報告終わり……って、うわっ」
こっちに振り向いた庄田さんが、目を見開いてギョッとする。
「何で二人してそんなに泣いてんの。俺もちょっと泣きそうになってたけど、俺より泣いてるじゃん」
「すみません」
「いや、謝らなくていいけど。なあ、せっかくだし、君達からも挨拶していってくれよ」
そう言って、庄田さんは俺達の後ろに回ると、背中をトン、と軽く押した。
今度は俺達が、綾さんと面と向かう。
「は、ハジメマシテ」
こんな時には何と言うべきか分からず、思わずカタコトみたいになってしまった。
こんな時、隣にいる俺が、男の俺が、彼氏の俺が、律を励まさなきゃいけないのに。
かっこ悪いとは思いながらも、泣いている律を見て、俺も更に泣けてきてしまった。
「ふぅ。報告終わり……って、うわっ」
こっちに振り向いた庄田さんが、目を見開いてギョッとする。
「何で二人してそんなに泣いてんの。俺もちょっと泣きそうになってたけど、俺より泣いてるじゃん」
「すみません」
「いや、謝らなくていいけど。なあ、せっかくだし、君達からも挨拶していってくれよ」
そう言って、庄田さんは俺達の後ろに回ると、背中をトン、と軽く押した。
今度は俺達が、綾さんと面と向かう。
「は、ハジメマシテ」
こんな時には何と言うべきか分からず、思わずカタコトみたいになってしまった。

