注文を終えると、男性が姿勢を正し、
「改めて自己紹介させてくれ。俺は庄田 海(しょうだ かい)。大学三年。よろしく」
「あ、ええと。俺は長尾 達樹です。で、こっちは永倉 律です。年齢は、高一です」
言葉を話せない律の代わりに俺が二人分の自己紹介をしたが、庄田さんは特に気にする様子もなかった。
「達樹君と律ちゃんな。高一ってことは、入学してすぐに付き合い始めたって感じ?」
「えっ⁉︎」
「あれ? 付き合ってないの? 遊園地の方から歩いてきてたじゃん」
「あ、その、付き合ってはいるというか」
初対面の人にこんな話をするのが恥ずかしくて照れていると、律から《しっかりしなさいよ》と言われてしまう。
「改めて自己紹介させてくれ。俺は庄田 海(しょうだ かい)。大学三年。よろしく」
「あ、ええと。俺は長尾 達樹です。で、こっちは永倉 律です。年齢は、高一です」
言葉を話せない律の代わりに俺が二人分の自己紹介をしたが、庄田さんは特に気にする様子もなかった。
「達樹君と律ちゃんな。高一ってことは、入学してすぐに付き合い始めたって感じ?」
「えっ⁉︎」
「あれ? 付き合ってないの? 遊園地の方から歩いてきてたじゃん」
「あ、その、付き合ってはいるというか」
初対面の人にこんな話をするのが恥ずかしくて照れていると、律から《しっかりしなさいよ》と言われてしまう。