夏休みに突入し、七月いっぱいは部活漬けの毎日を送っていたのだが、八月に入るとそれも落ち着いてきた。
今日は八月八日。
終業式の日に約束していた、律とのデートの日。
行き先は、予定通り遊園地。
「行ってきます」
玄関でさらっとそう言ってから靴を履いてると、背後から母親に「デート?」と聞かれる。
「う、うるさいな」
「え、ほんとにデートなの? えっ、達樹が?」
「あーもう! 行ってくるから!」
ついムキになりながら家を飛び出し、律との待ち合わせ場所である駅へ向かった。
律を待たせないように待ち合わせより早い時間に駅に着いたものの、律の方も十分も前に姿を見せた。
律の私服というと、ゴールデンウィークに神社に行った時のようなスポーティなイメージがあったけれど、今日は薄いピンクのワンピースに黄色いカーディガン。髪型も緩めに巻いてあり、いつもと雰囲気が違う……けれど、当然可愛い。
今日は八月八日。
終業式の日に約束していた、律とのデートの日。
行き先は、予定通り遊園地。
「行ってきます」
玄関でさらっとそう言ってから靴を履いてると、背後から母親に「デート?」と聞かれる。
「う、うるさいな」
「え、ほんとにデートなの? えっ、達樹が?」
「あーもう! 行ってくるから!」
ついムキになりながら家を飛び出し、律との待ち合わせ場所である駅へ向かった。
律を待たせないように待ち合わせより早い時間に駅に着いたものの、律の方も十分も前に姿を見せた。
律の私服というと、ゴールデンウィークに神社に行った時のようなスポーティなイメージがあったけれど、今日は薄いピンクのワンピースに黄色いカーディガン。髪型も緩めに巻いてあり、いつもと雰囲気が違う……けれど、当然可愛い。