今日は七夕…。

高3になった私、早川美波は

毎年、短冊にお願いすることはただひとつ!

『あの人のコイビトになりたい』

求めることはたったそれだけ…。

なのに…その夢はいっこうに叶わない。

だって、私の好きな人は幼馴染だけど、ウチの学校の先生なんだ。

先生は、スッゴくモテるの。

他の先生や生徒から。

だから私、内心モヤモヤしながらいつも先生を見てるの。

だから今年も同じ願い事を短冊に書いた。

先生…いい加減振り向いてよ。

私のこと、子供扱いしないで女として見てよ…

いつも心からそう思ってる。