教室は静かかだった。
もう、このクラスには慣れた。
最初は陽キャばっかでもう無理、
とか思ってたくせに、
今になっては楽しくてたまらない。
それもあなたのおかげです”。

ぼんやりと遠くを見ていると、明るい声が
飛び込んできた。

『かーれんっ、おはよ~』

声をかけてくれたのは、隣の席の莉乃ちゃんだった。

『おぉ~おはよ、』

私も慌てて挨拶を返す。

莉乃ちゃんは、
誰にでも優しくて、明るくて。
初めて同じクラスになった私なんかにも、
こうやって明るく話しかけてくれるすごく
いい子だ。