全部吐き切ったからか、恥ずかしさより、
すごく楽になった。

『萌香!?なんで泣いてるのぉ~』

彼女が、
タオルを顔にあてながら泣いていた。

『だってぇ、そんな辛い思いしてなんて~』

やっぱ萌香は、優しすぎる。
最高の友達なんだ。

『でもこれからは、
私が楓恋のこと支えるからっ!』

そういう彼女は頼もしい。

『ありがとう~!ジュース来てるし、
乾杯しよ?』

『うん!かんぱーい!』

私たちは、お互いのことを話し合ったせいか
絆がより深まった気がした。