私は、ふぅーっとため息をついてから、
話し始めた。

『あーぁ、もう恥ずかしいなぁ、
私の好きな人は、吉田先生です。』

今まで苦しかった心の中が、すーっと楽に
なっていく。

『え、そーなんだ!ちょっとびっくり~』

萌香の薄めで、正直な反応にほっとする。


『高2の4月から、好きで、もうほんとに。

苦しいことばっかだけど、楽しい事のが

多くて。

多分、これからもどんどん好きになると

思う。

卒業したら、ちゃんと告白しようと

思ってる。

それぐらい、本気の恋。

最初は、好きでいられればじゅうぶん

だったけど、やっぱ先生にも私のこと

好きになって欲しいし、

先生の隣にいたい。

今までこんなに人を好きになったことない

ってぐらい。もう好きすぎる。萌香、

応援してくれる?』

私は、彼女の言葉を待つ。