教室に戻ると、担任不在のためか、教室に
入った来たのは吉田先生だった。

『はい~、じゃあ話しまーす!』

いつもの明るいテンションで、にっこりと
微笑みながら、話し始める。
私も、笑いが止まらなくなって、笑い声さえも震えてしまう。
頬骨が痛くなるぐらい、
ずぅーっと笑い続けてられた。
もう、腹筋崩壊は、確定だ。

『はい、じゃあー、終わりにしまーす。
さようなら~、
日直、電気と鍵よろしくね~』

先生の元気のいい声が響きわたり、教室から
人が減っていった。


『莉乃ちゃん、習い事でしょ？私やるから
いーよ!』

私は明るめのトーンで話す。
莉乃ちゃんは、申し訳なさそうに
立っている。

『楓恋、ごめん、ありがと!!じゃーね、』

『また明日~』

そう元気よく会話すると、教室には
萌香と私と、先生と、3人だけになっていた。