あの日-。
暗闇から抜け出せないままの私を、
明るい光で照らしてくれた。
春風とにふんわりとのってやってきた
その笑顔に私は一瞬で恋に落ちた。

叶わなくてもよかった。
好きでいられれば、充分だった。
あの時は-。

こんなに好きになるつもりなんて
なかったのに。
気持ちばっかりがどんどん加速していって。
加速する気持ちについていけなくて。
歯止めが効かなくなっていって。
気づいた時にはもう遅かった。

先生、好きです。
先生、ありがとう。
先生、ごめんなさい。
先生、先生、先生・・・。

そう、私が恋したのは、先生だった。