個室に入り、そのまま吐いた。 気持が悪くて涙が滲んでくる。 「美紗、大丈夫!?」 追いかけてきた楓があたしの背中をさすってくれる。 それでもあたしの気分は良くならなかった。 何度も吐き、胃の中が空っぽになっても安らぎは訪れなかった。 あたしの机の中に入れられていたもの。 それは、サイトに上げられていた友人の加工写真だったのだ……。