☆☆☆
正直、この3人で下校するときが来るなんて思ってもいなかった。
だけど楓と明人君と3人でいるときは気を使わずに済む。
他愛のない会話をしながらダラダラと帰り道を歩いて行く。
「もし犯人が見つかったら、あたしも明人君も教室に戻れるね」
「あぁ。そんな日が来るのかな?」
2年に進級してからずっと保健室登校の明人君は首をかしげている。
「きっと来るから大丈夫だって!」
「そうだよ。あたしの従兄は優秀な警察官なんだからね」
楓はまるで自分のことのように自信満々にそう言った。
剛さんは現在調査を進めてくれているようだ。
それがわかっているだけでも、随分と心強かった。
「美紗っち!」
前方から声が聞こえて来て視線を向けると、そこにはミッキーが立っていた。
正直、この3人で下校するときが来るなんて思ってもいなかった。
だけど楓と明人君と3人でいるときは気を使わずに済む。
他愛のない会話をしながらダラダラと帰り道を歩いて行く。
「もし犯人が見つかったら、あたしも明人君も教室に戻れるね」
「あぁ。そんな日が来るのかな?」
2年に進級してからずっと保健室登校の明人君は首をかしげている。
「きっと来るから大丈夫だって!」
「そうだよ。あたしの従兄は優秀な警察官なんだからね」
楓はまるで自分のことのように自信満々にそう言った。
剛さんは現在調査を進めてくれているようだ。
それがわかっているだけでも、随分と心強かった。
「美紗っち!」
前方から声が聞こえて来て視線を向けると、そこにはミッキーが立っていた。