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2人掛けの小さなベンチに座ったあたしは、昨日の出来事と今日の出来事を話しはじめた。


ゆっくりとわかりやすく話をしようと思ったのに、嫌な出来事を思い出すたびに心臓がドクドクと早くなって、口が重たくなっていく。


それでもちゃんと説明しようとするから、順序を無視した話になってしまった。


けれどミッキーはあたしの話をちゃんと聞いてくれた。


相槌をうちながら、下手な説明を真剣に聞いてくれた。


すべてを話し終えて大きく息を吐き出すと、ミッキーが笑顔になった。


「頑張って話してくれてありがとう」


そう言い、あたしの背中に腕を回す。