「でも、本当に違うの。あたしのホームページは誰かに乗っ取られてて、それでっ!」


「言い訳なんて聞きたくない!」


ピシャリと言われて、あたしは口を閉じてしまった。


楓が心配そうにあたしを見ているけれど、クラスメートたちからの視線を感じてか動けずにいる。


あたしは久美と視線を合わせる事ができなかった。


久美の口からは次々と罵声が発せられる。


それはあたしの日記に書かれた事そのままだった。


だから誰もあたしを可愛そうだんなんて思わないし、誰も助けようとしてくれない。


自業自得だと思われているのだ。


あたしは久美の言葉を聞きながらずっとうつむいていたのだった。