街並みが遥か下方に去り、地平線が一直線に見えてくる。
その地平線に意識を移すと、飛ぶ方向が徐々に変わり、水平飛行になる。
地平の向こうに意識を集中する。ギュイーンとスピードが上がる。
「10時の方向」
出発前に目的地をWebの地図で確認した。
そういうのは得意だ、という陸くんにナビを委ねる。
ゆっくりと左に向きを変える。
眼下に広がる町並み、山や川が箱庭のように見える。
その景色が、次々に後方に飛び去って行く。
「怖くない?」と陸くんが聞いてきた。
「大丈夫。平気」と答える。
バリアのために、風圧にさらされる事もない。寒くもない。
陸くんとも会話が出来る。
道路や鉄道、川を目印に飛ぶ。
晴れやかで清々しい気持ちだ。嬉しいと言っても良いくらい。
人命救助という使命を以って飛んでいるのだが、ウキウキと湧きたつような気分。
飛ぶって、こんなに楽しいんだ。まるで、空を飛んでるよう……って、何か変か?
その地平線に意識を移すと、飛ぶ方向が徐々に変わり、水平飛行になる。
地平の向こうに意識を集中する。ギュイーンとスピードが上がる。
「10時の方向」
出発前に目的地をWebの地図で確認した。
そういうのは得意だ、という陸くんにナビを委ねる。
ゆっくりと左に向きを変える。
眼下に広がる町並み、山や川が箱庭のように見える。
その景色が、次々に後方に飛び去って行く。
「怖くない?」と陸くんが聞いてきた。
「大丈夫。平気」と答える。
バリアのために、風圧にさらされる事もない。寒くもない。
陸くんとも会話が出来る。
道路や鉄道、川を目印に飛ぶ。
晴れやかで清々しい気持ちだ。嬉しいと言っても良いくらい。
人命救助という使命を以って飛んでいるのだが、ウキウキと湧きたつような気分。
飛ぶって、こんなに楽しいんだ。まるで、空を飛んでるよう……って、何か変か?