赤い星が輝いて、お姉ちゃんの青い肌を赤く色づかせた。


「サオ……」


うっすらと目を開けたお姉ちゃんが、あたしの名前を呼んだ。


その瞬間、自分の心臓がザワついた。


お前もだ。


お前も、もうすぐだ。


自分の内側からそんな声が聞こえて来た気がした。


「お姉ちゃん!」


「手紙を受け取った?」


お姉ちゃんの言葉にあたしは目を見開いた。