「サオ?」


「お姉ちゃん、あたし……」


そこまで言った時、胸元が熱い事に気が付いた。


視線を落としてみるとそこにはひいおじいちゃんがくれたネックレスがある。


半分の星の形をしたネックレス。


触れてみるととても熱くなっているのがわかった。


「寝ぼけてないで、早く部屋に入りなよ」


お姉ちゃんはそう言い、部屋へと戻って行ったのだった。