そう聞くと、美智子は顔を赤く染めた。
美智子が健の事を好きだということを、あたしは夏休みに入る前に聞いた。
健と幼馴染であるあたしは、どうにか2人の橋渡しをしたいと思い、3人で夏祭りに行く提案をしたのだ。
最初は戸惑っていた美智子だけれど、今日の気合の入れ方を見ると、告白する気になったんだと思う。
「健も受験だから、美智子がそばで応援すればやる気が出ると思うよ」
「そうかな……」
美智子は自信なさげに俯いた。
元々積極的じゃない性格なのだ。
いつもお姉ちゃんに守られているあたしが、唯一守ってあげられる存在の美智子。
美智子が健の事を好きだということを、あたしは夏休みに入る前に聞いた。
健と幼馴染であるあたしは、どうにか2人の橋渡しをしたいと思い、3人で夏祭りに行く提案をしたのだ。
最初は戸惑っていた美智子だけれど、今日の気合の入れ方を見ると、告白する気になったんだと思う。
「健も受験だから、美智子がそばで応援すればやる気が出ると思うよ」
「そうかな……」
美智子は自信なさげに俯いた。
元々積極的じゃない性格なのだ。
いつもお姉ちゃんに守られているあたしが、唯一守ってあげられる存在の美智子。