立ちどまり、そう呟いた。


スマホを確認してみても、電波がない。


どうしよう。


どうしよう、どうしよう、どうしよう。


森の中はどんどん気温が下がって来て、立ち止まったあたしの体温は奪われて行く。


とにかく歩かなきゃ。


蒼白になりながら再び歩き出したときだった。


小さな明かりが見えてハッと息を飲んだ。