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歩いても歩いても辺りは木に囲まれているばかりで、ポストなんてどこにもない。
空はだんだんオレンジ色に染まりはじめていて、それでもポストは現れない。
足元はぬかるんでいて歩きにくく、なかなか前に進むこともできなかった。
学校帰りにちょっと寄り道する気持ちで来たことを、あたしは深く後悔していた。
「どっこにもポストなんてないじゃん!」
誰もいないのに、1人で愚痴を吐いてまた歩く。
そろそろ戻った方がいいという気持ちと、もう少しだけ探したいという気持ちがせめぎ合っている。
木から木へとカラスが飛び移り、カーカーと鳴き声を上げる。
それは森の中で聞くととても不気味な声に聞こえた。
歩いても歩いても辺りは木に囲まれているばかりで、ポストなんてどこにもない。
空はだんだんオレンジ色に染まりはじめていて、それでもポストは現れない。
足元はぬかるんでいて歩きにくく、なかなか前に進むこともできなかった。
学校帰りにちょっと寄り道する気持ちで来たことを、あたしは深く後悔していた。
「どっこにもポストなんてないじゃん!」
誰もいないのに、1人で愚痴を吐いてまた歩く。
そろそろ戻った方がいいという気持ちと、もう少しだけ探したいという気持ちがせめぎ合っている。
木から木へとカラスが飛び移り、カーカーと鳴き声を上げる。
それは森の中で聞くととても不気味な声に聞こえた。