高校3年生へ進級した時、町に奇妙な噂が流れ始めていた。
あたしたちが拾われた神社の裏には大きな森がある。
その森の中にポストはポツンと立っているらしい。
それは『過去ポスト』と呼ばれるもので、過去の月日と相手の名前を記入して投函すれば、その日に手紙を送ることができるそうだ。
「あたしからの手紙も、そのポストを使ってるのかもしれないよね」
噂を聞いたあたしはさっそくお姉ちゃんにそう聞いた。
「そうなのかな? でも、『過去ポスト』は未来を変えなきゃいけない人にしか使えないんだよね?」
「え、そうなの?」
あたしたちが拾われた神社の裏には大きな森がある。
その森の中にポストはポツンと立っているらしい。
それは『過去ポスト』と呼ばれるもので、過去の月日と相手の名前を記入して投函すれば、その日に手紙を送ることができるそうだ。
「あたしからの手紙も、そのポストを使ってるのかもしれないよね」
噂を聞いたあたしはさっそくお姉ちゃんにそう聞いた。
「そうなのかな? でも、『過去ポスト』は未来を変えなきゃいけない人にしか使えないんだよね?」
「え、そうなの?」