あたしとお姉ちゃんは目を見交わせた。
「今朝表へ出て来て見ると、この岩の上で泣き声が聞こえて来たんだ。また、星が子供を産んだんだよ」
「星から生まれた子供はこの町で大切に育てられる。お前たちみたいにね」
「今度は、お前たちがこの子たちを育てる番だよ」
そっと赤ちゃんの頬に触れてみた。
その瞬間、暖かな感情が胸一杯に広がって行くのを感じた。
あぁ、間違いなくこの子たちはあたしたちの兄弟だ。
空を見上げてみると、青い空の中に光り輝く赤い星を見つけた。
この子たちが大きくなるときに、あの星はまた寿命を迎えるのだろう。
その時のためにも、立派に育てなきゃいけない。
きっと、今度はあたしにも森の中の『過去ポスト』を見ることができるだろう。
この子たちを、守るためにも。
「初めまして。お姉ちゃんだよ」
END
「今朝表へ出て来て見ると、この岩の上で泣き声が聞こえて来たんだ。また、星が子供を産んだんだよ」
「星から生まれた子供はこの町で大切に育てられる。お前たちみたいにね」
「今度は、お前たちがこの子たちを育てる番だよ」
そっと赤ちゃんの頬に触れてみた。
その瞬間、暖かな感情が胸一杯に広がって行くのを感じた。
あぁ、間違いなくこの子たちはあたしたちの兄弟だ。
空を見上げてみると、青い空の中に光り輝く赤い星を見つけた。
この子たちが大きくなるときに、あの星はまた寿命を迎えるのだろう。
その時のためにも、立派に育てなきゃいけない。
きっと、今度はあたしにも森の中の『過去ポスト』を見ることができるだろう。
この子たちを、守るためにも。
「初めまして。お姉ちゃんだよ」
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