「好きな人ができたって言われたけど、その紳士さに逆にやられるよ・・・」


ま、さ、か、の!?!

いや、好きな人いるって言われたんだから諦めろよ・・・りなもしぶといなぁ。

だってかいくんの好きな人は私だよ?
りなに心変わりするわけなくない?


「でも、好きな人いるから遊び断ったんでしょ?変に連絡してもあれじゃん」


「えーーー!!いつものまりあならそんなん気にせずいけ!!って言うのに!?!変なもの食べた!?」


まぁ、確かに。
いつもは適当にそう答えてたかも。

でもさ、今回は違うじゃん。
新しいパターンじゃん。

友達の好きな人が、私のことを好きな人。
それって諦めるしかなくない?

りなと私だったら、誰でも私を選ぶでしょ・・・。


そんな悪女っぷりをたくさん出してるが、これが私。

誰の好きな人だろうが関係ない。
全てはバレなきゃ良いだけ。

どうして人は、1人の人に夢中になり、必要以上に執着してしまうんだろう。


人は、手に入りそうで入らないものに執着する生き物だ。

そして、手に入ったらどうでもよくなる。
所詮みんなそんなものだ。