キーンコーンカーンコーン
キーンコーンカーンコーン

6時間目終了の合図。

「うえ~、やっと帰れる~~~!!!」

「まりあ、かえろー」


私はいつもバス停まで、ゆうちゃん、りなの二人としている。
あ、それともう一人。



「よっしゃ帰るぞーーーーー!!!!!!」


きた。
この、うるさい奴は、B組の小野寺弘樹。通称、ひろ。

2年から成績がさがって、A組から他クラスに落ちた。

「相変わらずあんたはうるさいねぇ・・・」

「なんだよ!!!俺だけクラス違うから寂しいんだよ!!!」


私は密かに、りなとひろはお似合いだと思っている。
何だかんだで仲良しだし、幼稚園からの幼馴染らしい。



「さ、ゆうちゃん、りな、帰ろ~」

「え!!!俺は!?俺!!!ここにいますー!!!」



「「「まじでうるさい~~~!!」」」


ひろは、ムードメーカーであり、いじられ役。
素直で明るい性格が、みんなから好かれている。

私たち4人は、学校でも有名な仲良し4人組。

何をするにも一緒。
上辺だけの友達じゃない・・・って誰もが思うと思う。

3人も思っているだろう。


私だけ、上辺だ。