「母親が亡くなってからも
イヤな思いはしていたんだ。
親戚には拒絶され
学校は同情と好奇の目で見られて行けなくなったし」
「じゃぁ住む家はどうしたの?」
「施設には入らせず
俺の両親が引き取ったんだ。
養子の話も出たけど本人が
『母親との繋がりを断ちたくない』って拒んだから
そのままにして今も一緒に住んでる」
早乙女さん
そんな状況に置かれながらも
それでもお母さんとの関係を大事にしたかったんだ…
スゴイよ、彼女。
「それじゃぁ尚更
アンタが大事にしてやんないとじゃん」
「…あぁ。
だけどもう子供じゃねぇんだし
俺がこれ以上関わっていたら
アイツ自身が成長出来ない気はしてる。
1人で強くなる勇気も必要だからな」
そうは言ってもねぇ…
子供の頃からずっと彼女は煌月を必要としてる。
独りぼっちになってしまって
寄り添ってくれたのはアンタだから。
それを手放すなんて酷な話
本人が知ったら本当にまたバカな事を考える気がする。
だけどこのままってワケにも…ねぇ。
イヤな思いはしていたんだ。
親戚には拒絶され
学校は同情と好奇の目で見られて行けなくなったし」
「じゃぁ住む家はどうしたの?」
「施設には入らせず
俺の両親が引き取ったんだ。
養子の話も出たけど本人が
『母親との繋がりを断ちたくない』って拒んだから
そのままにして今も一緒に住んでる」
早乙女さん
そんな状況に置かれながらも
それでもお母さんとの関係を大事にしたかったんだ…
スゴイよ、彼女。
「それじゃぁ尚更
アンタが大事にしてやんないとじゃん」
「…あぁ。
だけどもう子供じゃねぇんだし
俺がこれ以上関わっていたら
アイツ自身が成長出来ない気はしてる。
1人で強くなる勇気も必要だからな」
そうは言ってもねぇ…
子供の頃からずっと彼女は煌月を必要としてる。
独りぼっちになってしまって
寄り添ってくれたのはアンタだから。
それを手放すなんて酷な話
本人が知ったら本当にまたバカな事を考える気がする。
だけどこのままってワケにも…ねぇ。