「みんな集まっているなー
臨時会議を始めるから集まってくれー」
朝早くから課長から突然の収集の声が掛かり
広報部にスタッフ(なぜかずっと在籍している煌月)が集まり
課長に注目する。
そしてアタシはと言うと。
そっと静かに出来るだけバレないように
空気の如く室内へと潜入が成功した。
セーフ。
今日はラッキーだな。
・・・が。
「遅いぞ七星。
仕事開始3分前に来たらそれはもう
ほぼ遅刻だぞ」
…アウトだった。
いやいや
3分前であっても
ギリ遅刻セーフだろ!
…なんて上司相手に
心の声を表に出せるワケもなく。
「…仰る通りです」
すでに別件で顛末書も書いている以上
怒って口答えする事なんで出来るはずもない。
今日という日が穏便に平和に終わる事だけを切に願うだけだ。
「なに。
七星また遅刻したのか?」
課長の説教からようやく解放され
自身のデスクに座ると
なぜか今日もまた広報部に入り浸ってる煌月に突っ込まれた。