「ヒナコが反省してた」
「え…?」
「お前にヒドイ事をしてしまったって。
謝っといてくれってさ」
早乙女さんが…?
「本当は自分の口から謝罪するべきなんだけどな。
俺もアイツに言い過ぎた事もあって
それ以上は責めんかった…」
な、情けない男だ。
女を泣かせたから怖くなって言えなかっただけだろ。
それはいいとして。
彼女、許してくれるんだ…
「お前と合わせる顔がないって
昨日は仕事休んだんだと。
俺には女同士の関係性はよくわかんねぇけど…
来たらまた普通に頼むな?」
それで休みだったんだ…
彼女さえ良ければ
アタシももうこの話は終わりにしたい。
噂の収束だってまだだし
それに引っ越し…
「…しなくてもいいんだ…」
なんかちょっと
ホッとした…
なんだろね…
上手く表せないんだけど
素直に嬉しいんだよ。
直接本人からの言葉はなかったけれど
次に会社で会ったら
また普通に話が出来るように
アタシもいつも通りにしていようと思う。
「いろいろとありがとね」
煌月にもちゃんとお礼を言って。
― 4章 fin ―
「え…?」
「お前にヒドイ事をしてしまったって。
謝っといてくれってさ」
早乙女さんが…?
「本当は自分の口から謝罪するべきなんだけどな。
俺もアイツに言い過ぎた事もあって
それ以上は責めんかった…」
な、情けない男だ。
女を泣かせたから怖くなって言えなかっただけだろ。
それはいいとして。
彼女、許してくれるんだ…
「お前と合わせる顔がないって
昨日は仕事休んだんだと。
俺には女同士の関係性はよくわかんねぇけど…
来たらまた普通に頼むな?」
それで休みだったんだ…
彼女さえ良ければ
アタシももうこの話は終わりにしたい。
噂の収束だってまだだし
それに引っ越し…
「…しなくてもいいんだ…」
なんかちょっと
ホッとした…
なんだろね…
上手く表せないんだけど
素直に嬉しいんだよ。
直接本人からの言葉はなかったけれど
次に会社で会ったら
また普通に話が出来るように
アタシもいつも通りにしていようと思う。
「いろいろとありがとね」
煌月にもちゃんとお礼を言って。
― 4章 fin ―