1日の終わりは
ビールが美味い。
コレは一般的な意見であり
サラリーマンのセリフでもよく耳にするであろう。
そう。
適度なアルコールは疲れを癒し
明日からの活力になるというモノ。
「2章目1ページで
ビールについて小論文風に語ったなー」
何言ってんだ、アタシは。
時刻は19時半。
片手にスーパーの袋をぶら下げて
そんな呑気な事を考えながらマンションに向かう。
エレベーターに乗り込み5階へと到着すると
いつものように鞄から家の鍵を探しながら部屋を目指した。
すると―――
「こんばんは、七星さん」
ふと後ろから聞き覚えのある声が…
まさかとは思うが…
なんとなくイヤな予感が頭を過りながら
ゆっくーりと振り返ると…
出た、猫系女子ッ
「ど、どうも…」
【早乙女 ヒナコ】-Hinako Saotome-(23歳)
・小柄で華奢
・腰まであるフワフワなロングパーマ
・目はパッチリ二重
・いつもフワッとした笑顔
・常にスカート
女子力が揃いも揃った
完全“モテる女子”という感じだろうか。