それから――
早乙女さんがお風呂に入ってる間に
アタシは煌月にLINEで連絡。
“彼女、目が覚めたけど
思ったより落ち着いていたよ。
昨日の出来事はアンタには話してない事になってるから
あとは頼んだ“
と、なんとも身勝手な文章を送ってみると
ヤツからすぐに返事が来て。
“はぁ!?
なんでそんな大事な事
俺が知らねぇ事になってんだ!?
無理があるだろ!“
うん、まぁその通りだけどさ。
アタシなりの優しさなのだよ、煌月くん。
“大丈夫、大丈夫
アンタなら上手く誤魔化せる。
グッジョブだ!“
…と、何が大丈夫なのか
根拠はまったくないけれど
とりあえず丸投げしたから
あとは上手くやれよ。
一方的にLINEを終わらせると
ちょうどそのタイミングで
早乙女さんがお風呂から出てきた。
「さっぱりした?」
「はい…
イロイロとありがとうございました」
そう言って小さく頭を下げたこのコは
なんとも素直だねぇ…
でも顔が死んでる。
感情がないってこういう事を言うんだろうね。
それほど弱ってるって事か…。
早乙女さんがお風呂に入ってる間に
アタシは煌月にLINEで連絡。
“彼女、目が覚めたけど
思ったより落ち着いていたよ。
昨日の出来事はアンタには話してない事になってるから
あとは頼んだ“
と、なんとも身勝手な文章を送ってみると
ヤツからすぐに返事が来て。
“はぁ!?
なんでそんな大事な事
俺が知らねぇ事になってんだ!?
無理があるだろ!“
うん、まぁその通りだけどさ。
アタシなりの優しさなのだよ、煌月くん。
“大丈夫、大丈夫
アンタなら上手く誤魔化せる。
グッジョブだ!“
…と、何が大丈夫なのか
根拠はまったくないけれど
とりあえず丸投げしたから
あとは上手くやれよ。
一方的にLINEを終わらせると
ちょうどそのタイミングで
早乙女さんがお風呂から出てきた。
「さっぱりした?」
「はい…
イロイロとありがとうございました」
そう言って小さく頭を下げたこのコは
なんとも素直だねぇ…
でも顔が死んでる。
感情がないってこういう事を言うんだろうね。
それほど弱ってるって事か…。