「ごめんね梨央!
今日もちょっとだめなんだ…。
また絶対誘うから!」


「えーー、最近一架そればっか!」


と口を尖らしていたけど


「まぁ、しょうがないね!
でも、私にもかまってくれないと
そのうち拗ねるからね!」


「もちろん!
私だって梨央と遊びたいよ!
絶対、誘うから!!」


ごめんね!と手を合わせて
私は早足で下駄箱までたどり着いた。



修也との事も大事だけど、
梨央の事も同じくらい大事だから
たくさん計画を立てようと
頭の中で考えながら
病院までの道のりを歩いた。




「やっほー、元気?」


ひょこっと私が顔を出したのは
山内君の病室。


「あ、一架ちゃんいらっしゃい。」