爽やかスマイルで笑われてしまった。
「ちょ!失礼な…!
ほんとにビックリしたんだもん!」
拗ねたように言い返せば
笑いながら「ごめんごめん」と
彼は言った。
そして
「一架ちゃんって呼んでいいかな?
一架ちゃんはファンとか
そういう類じゃなさそうだね。
修也と、どんな関係なの?」
柔らかい表情になってそう聞いてきた。
その言葉にやっと壁が無くなったと感じ、
私はベットの横に置かれている椅子に腰かけた。
「どんな関係って言われたら
ただの知り合いとしか言えないんだけど…。
彼の事を知りたくてね。
キミに聞きに来たんだ。」
「修也君て山内君から見て
どんな人?」と続けて聞けば
彼はゆっくりと話してくれた。