【一架Side】


彼、修也君が帰って行ったあと、
いつも通り、私はノートを書きはじめた。


今日の出来事と目標欄に追加。


”彼の自殺を止める”


って。
完全な私の自己満足だけど、
どうしても、やりたい事の1つになった。


とりあえず、今日の所は成功かな。


でもでも、明日からどうしようか…。


ぼーっと星空を眺めていると


「…あ!ひらめいた!」


良い事思いついちゃった私は
すぐにノートを鞄に閉まって
屋上を飛び出して
ナースステーションへと向かった。



「ん~、まだいるかな~。」


私が探して居るのは
一番仲良しな看護師の田中さん。


こっそりナースステーションを覗けば
看護師の人が2人。