20××年〇月△日
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レーザー治療で一週間の検査入院。
修也がすごく悲しい顔をしていた。
修也が頼りないなんて、
そんなこと絶対にない。
ただ、今修也に会ってしまったら、
笑顔を崩してしまったら
縋りついてしまいそうで怖かったの。
修也に、これ以上重い荷物を背負わせたくない。
修也にはこれから先
いろんな未来が待っているのに
それを私のせいで潰したくなかった。
修也は優しいからきっと
私がそばにいてと言ったら
泣きついてしまったら
ずっとそばにいてくれると思う。
でも、それじゃだめなの。
修也には幸せになってもらいたいから。
でも本当はあの時、
子供みたいに泣いて
修也の胸に飛び込みたかった。
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