20××年〇月△日
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今日は一つ目のお願いを叶えてくれた!
自転車の二人乗りって気持ちいいね~!
自分で漕がないから楽だし!
修也が連れて行ってくれた川原は
私のお気に入りの場所になった。
そこで修也の一番触れてほしくないことに触れ
偉そうなこと言っちゃった。ごめん。
本当は私は怖くて仕方ないから
強がってるだけなのにね。
でも、大丈夫って、私が私を信じてあげなきゃ、
病気のことも、自分の環境も全部含めて
自分を受け入れてあげなきゃ私が私じゃ
なくなっちゃう気がしたの。
私は出逢ったたくさんの大切な人たちに
『桜井一架』として存在していたことを
覚えていてもらいたいから。
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